同じマンションで他の部屋も売り出されているとき、自分はどうする?売却判断の3つのチェックポイント
同じマンションで他の部屋も売り出されている時、自分はどうする?不動産屋が教える3つのチェックポイント
マンションを売却しようとしたタイミングで、同じ建物内の別の部屋も売り出されている――。
そんなとき、「売るのは今じゃない方がいい?」と迷ってしまう方は少なくありません。
実際のところ、同じマンションで複数の部屋が売りに出ている状況は珍しくありません。
とはいえ、売却のタイミングや戦略を間違えると、価格競争に巻き込まれてしまうことも。
この記事では、不動産会社の視点から「他の部屋も売り出されている状況」での売却判断に役立つ3つのチェックポイントをご紹介します。
チェックポイント①:他の売出物件の価格と条件を確認する
まず真っ先に確認したいのが、「他に売り出されている部屋の価格と条件」です。
自分の部屋と似たような広さ・階数・間取りの部屋が、自分より明らかに安く売られていた場合、買い手の関心はそちらに流れやすくなります。
逆に、相場よりやや高めの価格で売り出されている部屋が多ければ、自分の物件が適正価格なら「お得感」を出すことができ、売却チャンスにもなります。
ポイント:価格の競合状況を冷静に分析し、自分の部屋の立ち位置を見極めましょう。
チェックポイント②:マンション全体の売出し状況(流通量)と市場の動き
マンション全体でどれだけ売り出しがあるかも重要な要素です。
2~3件程度なら問題ありませんが、5件以上も一度に売られていると「売れ残っている印象」が強くなり、買い手の足が遠のくことがあります。
また、エリア内のマンション需要(問い合わせ件数や内見数)が多い時期なら、多少売出しが重なっていても問題なく売れるケースもあります。
ポイント:市場の動きとマンションの流通量をセットで見ることが大切です。
チェックポイント③:自分の部屋の「差別化ポイント」が明確か?
最後に大切なのは、自分の部屋が他と比べてどんな点で魅力的かという視点です。
- 角部屋や南向き
- 高層階や眺望が良い
- リフォーム済で内装がきれい
- 間取りがファミリー向けで使いやすい
など、他の売出し物件にはない「武器」があるなら、それを強調して売る戦略も効果的です。
比較対象があるからこそ、自分の部屋の価値がより際立つこともあります。
ポイント:差別化できる要素があれば、むしろ売出しが重なる今がチャンスになることも。
まとめ|「避ける or 合わせる?」は条件次第。不動産屋に相談を。
同じマンション内で他の部屋が売り出されていると、不安になる気持ちはよくわかります。
ただし、状況をよく分析すれば、「あえて今売る」ことでチャンスをつかめることもあるのです。
不動産屋として大切にしているのは、「競合に勝てるかどうか」ではなく「どう差別化して見せるか」という視点。
まずは現状の売出し状況と、自分の部屋の特徴を正確に把握するところから始めましょう。
気になる方は、まずは無料査定からご相談ください!