『マンション管理が売却時に与える影響』
新緑の眩しさと心地よい空気感の5月
今月のコラムは『マンション管理が売却時に与える影響』です。
マンションの売却を考える際、マンション管理は非常に重要なポイントの一つです。管理会社は、日常の管理業務や修繕計画の実施を担い、マンションの資産価値を維持・向上させる役割を果たしています。そのため、管理状態や修繕履歴は、売却価格に大きく影響します。
ポイント1.『管理状態と資産価値の関係』
良好な管理状態は、マンションの外観や共用部分の清潔さ、設備の整備状況に直結します。管理が行き届いているマンションは、購入希望者にとって魅力的に映り、結果として高値で売却できる可能性が高まります。一方、管理が不十分な場合、劣化や修繕の遅れが目立ち、資産価値の低下につながることもあります。
売却予定のマンションの壁に大きなクラックが入っていたり、エントランスや集合ポストにチラシやゴミが散乱してたり郵便受けに郵便物が溜まったポストが多い、駐輪場の自転車が乱れて置かれているなどが目につきやすいですね。
ポイント2.『修繕履歴と売却価格』
修繕履歴は、マンションの長期的な管理状況を示す重要な指標です。定期的な修繕や大規模修繕の実施履歴がしっかりと記録されていると、建物の耐久性や安全性が保たれていることが証明され、買い手に安心感を与えます。逆に、修繕履歴が不明確だったり、修繕が遅れている場合、買い手は追加の修繕費用や安全性の懸念を抱き、売却価格が下がる可能性があります。
共用部の修繕は重要事項調査書を管理会社から取得すると修繕履歴がわかることがほとんどですが、盲点なのは室内の修繕履歴。
室内修繕した時は見積書や費用支払いの領収証など修繕箇所と実施時期がわかるものを保存しておくと、売却時に販売図面に詳細な修繕履歴を記載でき、お客様にも好印象を与えることができるので、ぜひ取っておいてくださいね。
ポイント3.『自主管理マンションを売却するときの注意点』
マンション管理会社に管理委託する『全部委託』と異なり、マンション所有者同士で管理する『自主管理』は売却時に注意が必要です。
売買契約の重要事項説明書作製で必要な『重要事項調査書』を発行していないケースも有り、その時は管理組合に修繕積立金の積立額や借入額、管理費などの滞納額の明細、共用部修繕履歴などの資料があるか?などヒアリングと資料集めが多岐にわたる場合があります。
管理規約と使用細則はマストで用意が必要ですし、会議の議事録や会計報告など管理組合からの配布物は漏れなく保管しておいてください。
ゴミ置き場の清掃などが当番で回ってくるマンションもあるので、その内容や頻度、費用負担なども明確にしておいてください。
またマンション売却に管理組合の承認や議決が必要になる場合もありますので、事前に確認をお願いします。
まとめ
今回は『マンション管理が売却時に与える影響』で書いてみました。
マンションの売却において、管理状態は非常に重要な要素の一つです。良好な管理状態は、資産価値の維持・向上に直結し、買い手にとっても安心感を与えます。
具体的には、日常の管理や修繕履歴、管理組合の運営状況が売却価格やスムーズな取引に大きく影響します。
適切な管理が行き届いているマンションは、外観や共用部分の美観が保たれ、設備の整備も行き届いているため、購入希望者にとって魅力的に映ります。
一方、管理不良や修繕の遅れ、滞納の多さなどは、資産価値の低下や売却の難航を招く可能性があります。
そのため、売却を検討している場合は、管理状態の見直しや修繕履歴の整理、管理組合との良好な関係構築を行うことが、売却成功の鍵となります。
適切な管理体制をアピールことで、より高値での売却やスムーズな取引を実現できるでしょう。
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