売土地の確定測量はした方がいいの?
梅雨から夏本番を迎える7月
今月のコラムは『売土地の確定測量はした方がいいの?』です。
土地を売却する時に最重要課題でもある『境界標の明示』
境界が明確にできないと隣地とのトラブルが起きたり売却価格査定にも影響が出ます。
でも費用も時間もかかる確定測量をしないですむなら。。。と思う売主さんも多いハズ。
そこで土地の確定測量についてお話していきましょう。
ケース1.そもそも『土地の確定測量』とは?
土地の確定測量とは『すべての隣接地との境界について隣接所有者との立会を基に行う測量』のことです。
例えば上図のような土地を売却したいと考えて確定測量を行おうとすると。。。
赤丸で囲った境界の隣接所有者に立ち会ってもらい確認が必要になります。
特に道路は公道なら管理している官公庁の担当者と
私道なら道路所有者全員との立会が必要になり非常に時間がかかります。
また所有者に変わり法務局に登記申請できるのは土地家屋調査士だけになりますので
確定測量依頼は土地家屋調査士のいる測量会社にするのが一般的ですね
ケース2.『費用や期間はどのくらいかかるのか?』
確定測量を測量会社に依頼した場合、費用と期間がどのくらいかかるのか?
気になるところですが公道などの官公庁との確認(官民査定)が入ると70~80万円台が多く
官民査定が入らないと40~50万円台が多いですね。
期間はどちらも2~3ヶ月くらいはかかりますのでスケジュールは余裕を持って依頼しましょう。
ポイント3.『確定測量を行うメリット』
確定測量を行ってから土地売却を行う最大のメリットは
『安心感』じゃないでしょうか?
売主も買主も売却面積の相違なく隣地所有者との確認も取れているので安心して売買できます。
また境界や面積が確定しているので売却時の査定価格も高めに出しやすいですね。
建売業者に売るときでも確定測量必須の業者もありますよ。
まとめ
とかくトラブルになりやすい『境界』
境界が明示できるか?確定測量図があるか?は
土地売却の大きなポイントでもあります。
もしすべての境界明示が怪しい、登記されてる土地面積に相違があるなど
ご不安な点があるなら極力、確定測量しておいたほうがよろしいかと思います。
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