土地・築古中古戸建売却査定目線が特に厳しい
寒さと暖かさを繰り返し徐々に春の足音が近づいてきた3月
今月のコラムは『土地・築古中古戸建売却査定目線が特に厳しい』です。
コロナ禍が過ぎて、もうすぐ1年
ウッドショックや物件供給数の減少で高止まり続けている不動産価格
でも、個人の土地購入検討者や建売業者、デベロッパーの目線も
コロナ禍の時のように行かないことも増えてきています。
ケース1.『土地購入希望のお客様のお問い合わせが著しく減少』
コロナ禍やウクライナ紛争などでウッドショックや精密部品供給が安定しないなどで
部品や資材の高騰に円安も続いて、当然これらの要素は建築価格に跳ね返ってきます。
大手ハウスメーカーの注文住宅だと木造で坪100万円なんて驚愕の値段もザラにあり
30坪の家を建てるのに4,000万円じゃ難しいですと断られるケースも多く聞きます。
今までの1.5倍~の建築費がかかるのに加えて人気のあるエリアは土地の価格も
同じようにコロナ禍前の1.5倍~の相場になってしまっては一般家庭では手が出せないです。
ですので、ここ1年位はめっきり土地購入のお客様の問い合わせが減りました。
ケース2.『建売業者の土地購入検討目線が非常に厳しくなってきた』
コロナ禍に入って1・2年は土地の情報が極端に少なくなり建売業者も大苦戦。
新たな土地が無くなっては新築戸建の建設ができず、事業が行き詰まってしまうので
売主側が提示する価格が結構高くても買わざるを得ない状況になってましたが
ここ1年位は高買いした土地の新築戸建が完成しても価格が高すぎて動きが悪く
値下げを繰り返してようやく成約なんて物件が特に多くなってきました。
当然、見込んでいた利益が圧縮され、中には赤字物件もあるでしょう。
今まで土地を高く買っていた建売業者も昨年末辺りから一気に査定額が低くなりました。
今年はよっぽどの土地じゃないと高額査定は難しいでしょうね。
ポイント3.『ちょっとでもネガティブ要素があると見向きもされない』
お客様も建売業者も特に目線が厳しくなった今年。
その土地の場所や形状などでちょっとでも『ネガティブ』な要素を感じると
購入検討から外されてしまうのを街の不動産屋は肌で感じています。
・最寄り駅から徒歩20分以上もしくはバス便
・土地の形が不整形地(旗竿地や三角地など)
・道路面と高低差がある、崖が近い、ハザードマップ浸水想定区域が1.0m以上
・建物が建ぺい率・容積率超過
・建物外装または内装が汚い、もしくは手入れされていない
個人や建売業者の考えは様々ですが、まず上記のような土地は購入検討から外される場合が非常に多いです。
大手のハウスメーカーになると『主要駅徒歩10分以内でないと検討しない』なんてハッキリ言ってきます。
逆を返せば駅に近くて整形地で道路面と等高でなんて物件はコロナ禍前でも人気で高値だった訳で滅多に出てくる物件では無いわけです。
それだけ建売業者も余裕が無くなってきて、ましてや個人の方でそんな土地を買い切れる方はホンの一部ですしね。
まとめ
八王子の街の小さな不動産屋である弊社でも、土地・戸建て購入のご相談を度々受けます。
が、購入検討者の希望価格と現在、販売されている土地や戸建ての価格の開きが大きすぎて
物件をご紹介できない状況がここ数年続いています。
賃金が劇的に上がり、収入が追いついてくることは現状考えづらいので
そうなると買主側の目線は余計に厳しくなりますので、よっぽど人気の条件が揃ってない限り
『強気の査定』は通用しなくなりますね。
こんな事買いたら査定依頼来なくなっちゃいそうだけど(^_^;)
現実だから包み隠さず書いておきます。
弊社の査定書はエリアの防災危険度チェックなども細かく記載されておりますので
まずはRoom's Barの濱口まで、ぜひご相談下さい。
弊社売却サイトでは個人情報入力の必要がない
『かんたん査定』がございますので、ぜひご利用ください。
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また日本全国の成約データから詳細な現場データを基に、より詳細な査定書を
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