【要注意】中古戸建を売るときに必要な書類、全部わかりますか?
おはようございます、八王子不動産売却エージェントの濱口です。
今日は「中古の戸建を売却する際に必要な書類」について、現場のプロとしてわかりやすくお話します。
「書類なんて不動産会社がなんとかしてくれるんじゃないの?」と思われがちですが、実は売主さんご自身が用意しないと手続きが進まない書類もたくさんあります。
書類が足りないと、買主との交渉に支障が出たり、売却がスムーズにいかないことも。
「準備しておけばよかった…」と後悔しないために、ぜひ最後まで読んでください。
1. そもそも、なぜ書類がそんなに大事?
不動産の売却では、建物や土地の状況を書類でしっかり証明することが基本です。
買主さんも数千万円単位の買い物をするわけですから、「この家は法的に問題ないか?」「どんな修繕履歴があるのか?」などを重視します。
きちんとした書類が揃っていれば、安心して購入を決断してもらえる確率もアップします。
2. 中古戸建売却に必要な主な書類
以下が、中古戸建の売却時に必要とされる書類の一例です。
【必須書類】
- 登記簿謄本(全部事項証明書)
- 固定資産税の納税通知書/評価証明書
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 住民票(登記上の住所と現住所が違う場合)
- 印鑑証明書
- 建築確認済証・検査済証
└ 万が一紛失してしまっている場合でも、役所(市役所や建築指導課)で「建築台帳記載事項証明書」や「建築確認概要書」が取得できるケースがあります。これらで代替できることもあるので、ぜひ確認してみてください。 - 測量図・境界確認書
- 建物の図面・間取り図
- 売買契約書(前回購入時のもの)
【あるとスムーズになる書類】
- リフォーム履歴(工事内容や施工会社の記録など)
- シロアリ防除の証明書
- 住宅瑕疵保険の保証書(対象期間内であれば強いアピール材料に)
- 火災保険の解約手続き書類(※詳しくは次で解説します)
3. 見落としがちだけど大事!火災保険の解約手続き
🔹 なぜ必要?
売却が完了すると建物の所有権は買主に移ります。
それにもかかわらず、売主側の火災保険契約が残ったままになっていると、トラブルの原因に。
例えば、万が一火災が発生した場合に、売主と買主の両方が保険契約していた場合、補償の重複や責任の所在が曖昧になってしまう可能性もあります。
🔹 実は「保険料の返金」もある
さらに、多くの火災保険は長期契約(例:5年・10年)になっており、途中解約すると未経過分の保険料が戻ってくる場合があります。
つまり、解約することで思わぬ「返金」があるかもしれないんです!
🔹 解約に必要なもの
- 火災保険証券(契約番号の記載があるもの)
- 身分証明書
- 売買契約書の写し など
解約手続きには少し時間がかかる場合もあるので、売却が決まり次第、保険会社に早めに連絡しておくのがポイントです。
4. 書類トラブルの実例と注意点
過去の事例から、こんなケースがありました:
- 「検査済証」が見つからず、買主から物件の合法性に不安を持たれ契約見送りに
- 測量図が古く、現況とズレが生じて境界トラブルに
- 火災保険の解約を忘れて1ヶ月分余計に保険料を払ってしまった
どれも防げたトラブルです。準備が9割というのは、不動産売却にも当てはまります。
5. 不安な方は、書類チェックからご相談を
書類の準備は、確かに少し面倒です。でも、ここを丁寧にやるかどうかで、売却までのスピードも価格も変わってきます。
八王子不動産売却エージェントでは、無料で「書類チェック」や「準備のサポート」も行っています。
「どれが揃っていて、どれが足りないのか分からない…」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
✅ まとめ
中古戸建をスムーズに売却するには、以下の3点を意識しましょう:
- 書類は早めに確認・準備を始める
- 見落としがちな「火災保険の解約」にも注意する
- 分からないことはプロに相談するのが一番早い!
📩 お問い合わせ・ご相談はいつでも受付中です。
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